【実例で解説】
毎日攻撃されるWordPressサイトと、実際に数百億円の損害が出た日本企業の話
はじめに(結論)
WordPressサイトは、毎日攻撃されています。
それは異常ではなく、インターネットの通常状態です。
問題なのは
**「攻撃されること」ではなく「侵入を許すこと」**です。
この記事では、
- ✅ 実際の 当サイトの攻撃ログ(1週間)
- ✅ 日本で実際に起きた 大規模被害の実例
- ✅ その違いはどこにあったのか
を、数字で比較します。
① 実例①:当WordPressサイトの1週間の攻撃ログ
🔍 実際に観測された攻撃内容(一部抜粋)
POST /xmlrpc.php HTTP/1.1 → 403
GET /.env → 403
POST /wp-login.php → 403
📊 1週間の集計結果
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 攻撃アクセス総数 | 約2,300回 |
| 攻撃元IP数 | 約180 |
| 攻撃元国数 | 10か国以上 |
| ブロック成功 | 100% |
| 侵入成功 | 0件 |
👉 毎日300〜400回の攻撃があるのが“普通”
👉 しかし 被害はゼロ
② 攻撃の中身は「人」ではない
これらの攻撃は:
- 特定の個人を狙っていない
- 恨みや思想も関係ない
- Botが自動で巡回しているだけ
攻撃側の判断基準は非常に単純です。
「侵入できそうかどうか」
③ 実例②:日本企業で実際に起きた被害
📌 事例:アスクル
- ランサムウェア攻撃により
- 物流・受注・出荷システムが停止
- 約1か月、事業が大きく麻痺
💰 被害の規模(推定)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上機会損失 | 約300億円 |
| 復旧・調査 | 約30〜50億円 |
| 信用・補償 | 約10〜20億円 |
| 間接損害 | 約30〜60億円 |
| 合計 | 約370〜430億円 |
👉 ITトラブルではなく、経営被害
④ 比較してみる(重要)
| 観点 | 当WordPressサイト | アスクル |
|---|---|---|
| 攻撃回数 | 毎日あり | 毎日あり |
| 攻撃手法 | 自動Bot | 自動+侵入後展開 |
| 侵入 | なし | あり |
| 事業影響 | なし | 物流停止 |
| 損害額 | 0円 | 数百億円 |
💡 違いはたった一つ
侵入を許したかどうか
⑤ 「攻撃されていない」は危険な誤解
日本では、こんな認識が多く見られます。
- 「今まで被害がないから大丈夫」
- 「小規模サイトだから狙われない」
- 「セキュリティは後回し」
しかし現実は👇
攻撃は、すでに来ている。
見えていないだけ。
⑥ 本当に安全なサイトの条件
安全なWordPressサイトとは👇
- 攻撃ログが毎日出る
- 403 や BAN が並ぶ
- 侵入ログが存在しない
これは
危険な状態ではなく、正しい防御状態です。
まとめ(日本の皆さんへ)
攻撃は異常ではありません。
それがインターネットの現実です。大切なのは、
「攻撃されないこと」ではなく
「侵入させないこと」。
ログを見てください。
そこに、現実があります。
